看護師生活を辞める決断ポイント

看護師を辞める決断する前に、深く考えなければいけないケースと致し方ないケースを理解する必要がある。まず深く考えなければいけないケースとは、職場に何らかの不満を抱いていたり人間関係が上手くいっていないなどナーバスな現状の時だ。確かに、今の職場を離れれば二度と関わることはなくなるし、煩わしい人間関係もなくなる。一見、それが最良の決断だと思いがちだが実はそうではない。

なぜなら、次の職場で同じような問題にぶつかる可能性がゼロではないし、その度に職場を離れていては社会的な信用を得るのが難しくなるからだ。職歴は履歴書にしっかりと記載しなければならないため、短い期間に何回も転職していると採用担当者から疑問視されてしまう。職場の不満や人間関係の不和で悩んでいる場合は、すぐに職場を離れるという発想になるのではなく、あらゆる言葉や行動で現状を打破した方がいいだろう。決して簡単なことではないが、やってみる価値はある。嫌になったら逃げ腰になるという発想を捨てなければ人の命を守る看護師の職は務まらないといっても過言ではない。ただ、労働環境が原因で心の病気になりかけている場合は、話が別だ。自分の身を守るために早急に離れることがとにかく大事である。その見極めを間違えてはならない。

その一方で致し方ないケースもあり、それは結婚や出産だ。結婚をすることになればお互いのどちらかが働きやすい環境になるように住所を変更することもあり、妊娠や出産となれば社会から一旦離れざるを得ない。このようにして看護師を辞めるのは決してネガティブではなくポジティブな理由なので将来に響くことはないだろう。